ガロン第3回展「metamorphosis」後期展示「空間」始まりました

「日本の伝統的絵画を出自としている私たちに提示出来るものは何か」という思いから、作家主体の自主企画として発足したグループ・ガロンの第3回展「metamorphosis」を東北芸術工科大学(山形県山形市)で開催中です。

既に終了した前期(9月20日まで)と後期(9月23日から10月9日まで)の2部構成からなる本展では、前期・後期で展示会場が変わることによる、作品形態の変化(metamorphosis)にチャレンジしています。

絵画と空間の関係性を、日本画・日本絵画を個々で研究している私たちのグループが、展覧会として実践的に問いかける内容になっています。前期展示の模様はこのHPから見ることができますので、ぜひご覧の上、後期展示をご鑑賞いただけましたら幸いです。


展示壁面のある会場の前期展示から、展示壁面のほぼない会場の後期展示にあたっては、作品の「自立」が大きな焦点となりました。たとえば前期で新作として《Undulation/紆濤 -オオヤマツミ-》(2019年/下記写真/撮影:草彅裕)を発表した金子朋樹は、後期展示にあたり、同作を屏風状の形態へと変形させています。


是非、実作品を会場でご覧ください。

ガロン実行委員会

「ガロン」は、2007年12月に結成された市川裕司、大浦雅臣、金子朋樹、小金沢智、佐藤裕一郎、西川芳孝の6名からなる構成される作家グループです。市川裕司、大浦雅臣、金子朋樹、佐藤裕一郎、西川芳孝は日本画を出自とし、また小金沢智は日本美術史研究、美術評論を専門としています。「日本の伝統的絵画を出自としている私たちに提示出来るものは何か」という思いから作家主体の自主企画として2007年に発程しました。

0コメント

  • 1000 / 1000